2017年12月26日火曜日

El Clásico(17-18シーズン クラシコ)

今年のサッカーの締めくくりはクラシコ!(スペイン語ではEl Clásico)

12月23日 サンティアゴ・ベルナベウ

レアルマドリードのホームでのクラシコ

現在、バルセロナはリーガエスパニョーラで無敗の1位。
レアルマドリードは下位チームに取りこぼしたりして4位。

シーズン前はネイマールが退団し世界最高のトリデンテと言われたMSNが組めなくなり、バルセロナの弱体化が囁かれた。

一方レアルマドリードは、大きな補強こそなかったが、大きな放出もなく、戦力は優勝時と変わらないのではないかと考えられていた。(ハメス・ロドリゲス等大物が放出されたけど、出場機会は少なくなってたし大きな戦力ダウンじゃないと思ってます)

そんなシーズン前と開始後の明暗が分かれた2チームがこのクラシコで戦います!!


と言うことで、まず勝敗予想から。

バルサファンとしては、バルセロナに勝って貰いたいのですが、ここに来てレアルマドリードも調子を上げて来ているし、ホームのクラシコで見せる絶対的な強さもあるし・・・

1-2でバルセロナの勝利!と予想しました。

さて、如何や!




結果は0-3でバルセロナの勝利!!!

まじかよ!!!!!
ここまで差がつくとは予想できなかった!!!!!

前半はマンマーク気味な守備陣形を取るレアルマドリードにバルセロナは苦戦気味。
試合は圧倒的にレアルマドリードペース。
GKのテアシュテーゲンがボール保持してる段階からプレッシャーをかけると言うアグレッシブなスタイル。
この戦術はそこそこの効果があって、パスの出し先がなかなか見つからずバックパスやサイドチェンジを出すしかなく、なかなかバルセロナは攻撃に結び付けることが出来なかった。
それを示すかの如く前半のポゼッションはレアルマドリードの方が多かった。
レアルマドリードはコーナーキックやサイド攻撃で何度かチャンスシーンを演出するもののバルセロナのゴールマウスをこじ開けるまでには至らず、スコアレスのまま前半は終了。

バルセロナよりも勝ちにこだわらざるを得ない状況のレアルマドリードが、バルセロナを沈黙させることに成功した前半でした。

と、誰しもが思ってたが、その考えは後半に打ち砕かれることになる。

後半は両チームとも選手交代なしのまま迎える。
しばらく膠着状態が続くと思った54分(後半9分)。


(ちょっと画質は粗いけどtwitterからの転載)
https://twitter.com/fantastachi/status/945362324604506112

中盤の底でブスケツが持った際にクロースの詰めが前半より甘くなり、シャビを思わせるようなターンを繰り返しラキティッチへ。
センターサークル付近でボールを受けたラキティッチは前が空いてると見るやクッとスピード上げてペナルティエリアまでドリブル。途中、コバチッチがラキティッチをチェックしに行こうとするも、メッシをフリーにする訳にも行かずメッシのチェックへ。その事でラキティッチはほぼフリーでペナルティエリアまで持ち込む。
右サイドを駆け上がっていたセルジ・ロベルトへパス。
セルジ・ロベルトは逆サイドを走っていたルイス・スアレスへダイレクトパス!
スアレスは冷静にキーパーの動きを見てダイレクトシュート!
ボールはGKのケイラー・ナバスの脇の下を抜けゴールへ突き刺さった!

と、見りゃ分かること解説しちまいましたが、後半早々にバルセロナ先制!!!

このゴールについて、コバチッチを責める節もあるみたいだけど、そこじゃないと思う。
前半からパスの出し手のブスケツを早めにチェックしてフリーで持たせないようにして、周りの選手にマンマークで着くことでパスの出し先も制限することで、バルセロナの攻撃の出鼻を挫いていたのが、このシーンではそれが全く機能していなかった。
前半を凌ぎ切ったバルセロナと前半プレッシングをして体力を消耗していたレアルマドリードの差が出たんだと思う。

そして、これだけで終わらないのがクラシコ。
事件はその10分後に起こる。

再びレアルマドリードのゴール前に迫るバルセロナ。
こぼれ球を拾っては怒涛の如くシュートを繰り出し、レアルマドリードの選手も身体を張って防いでいく。
そんな中、パウリーニョが打ったヘディングシュートをカルバハルが故意のハンドで防ぎホイッスル。(そのボールはそのままカルバハルの足に当たってゴールラインを分っていたが・・・)
カルバハルはレッドカード。
そしてPK。PKは難なくメッシが決める。

カルバハルのレッドで戦術変更を余儀なくされたジダン監督。
ホームでのクラシコ、負けるわけにもいかないし、かと言って1人少ない状況で無闇に攻めて追加点を許すわけにはいかない・・・

前半から精彩を欠いていたベンゼマを下げ、ナチョを投入。
その後、ベイル、アセンシオを続けて投入。
しかし活性化にはつながらず、ロスタイムへ。

バルセロナは時間を使うために90分の段階でヴィダルを投入。
このまま0-2で終わると思った瞬間、右サイドラインを割りそうなボールをスライディングでメッシが繋ぎ、ブスケツヘ。(このボールは完全サイドライン割ってたけど)
そのリターンを受けたメッシがマルセロを抜き、センタリング。それをヴィダルが決め、まさかの3点目!!!!!
しかも、マルセロ抜いた瞬間、メッシの左足のスパイクが脱げていたって言うね!!!

こうして、17-18シーズン1回目のクラシコはバルセロナの勝利で終了した!!!

まさかクリーンシートで勝てるとは思ってなかったし、3点も取れるとは!!!
いやー、ビールが美味い!!!!

【選手評】10点満点
・テアシュテーゲン 7点
 好セーブ連発、パスの受け手、出し手としても冷静に対応
・ジェラード・ピケ 7点
 クロスを何度もはじき返し、猛攻を耐えた。2点目の起点となるオーバーラップを見せた。
・ヴェルマーレン 5点
 ウムティティ不在の不安を解消。マークミスなども見られ今後の連携深化に期待。
・セルジ・ロベルト 8点 1アシスト
 前半マルセロにやられることもあったが後半に入りエンジンがかかった。アシストは見事!
・ジョルディ・アルバ 5点
 カルバハルとのスペイン代表サイドバック対決は見もの!ややDF面で甘い部分も。
・セルヒオ・ブスケツ 7点
 1点目の起点となった。前半は消えていたが、後半ではパス回しの中心として活躍。
・アンドレイ・イニエスタ 7点
 スアレスがファウルされた際の主審への異議にキャプテンシーを感じた。ボールキープ力は健在。ゴール前のパス回しで見せ場を演出。
・ラキティッチ 6点
 1点目のアシストのアシスト。スペースを消したり生んだりと目に見えにくい活躍でチャンスを演出し、ピンチを救っていた。
・パウリーニョ 7点
 前半に惜しいシュートシーン。攻撃面で2枚目の飛び出しで好機を何度も演出。2点目はパウリーニョの特典と言っても良かった。
・スアレス 8点 1ゴール
前線で何度も裏へ走り込んだりとチャレンジを諦めない。1点目の冷静さはさすが。
・メッシ 8点 1ゴール
前半はボールが持てずDFerの前まで来ることもあったが、後半は要所要所でキレのあるドリブルを見せたり、ディフェンスに奔走する場面もあり気合いが入っていた。

・ネルソン・セメード 5点 途中交代で出場
交代出場もチームに違いを与えられなかった。
・アンドレ・ゴメス 5点 途中交代で出場
ゴール前でボールを持つこともあったが自分の活躍を願うプレイが目立ったか
・ヴィダル 6点 1ゴール 途中交代で出場
本来、出場時間短くて・・・ってなるけど、まさかの1ゴール!!!

・ベルバルデ監督 7点
クラシコ初勝利おめでとう!!!!!堅実なチーム作りを実現。

と、長くなったし誰も読まないだろうけど、バルセロナ、本当におめでとう!!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿